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色」の正体は「光」だったんだ・・・

1666年にイギリスの物理学者ニュートンが太陽の光には色の光(色光)が含まれている事を発見しました。
太陽の光をプリズム(透明なガラスの三角柱)に当てると、屈折率の違いにより分光し、
「赤」「橙」「黄」「緑」「青」「藍(あい)」「青紫」の7色の帯状の光ができます。その光のことを「スペクトル」といいます。
そう。もうお分かりですよね。「虹」の色なんです。
太陽光線や白熱灯・蛍光灯など色を感じさせない無色の光のことを「白色光」といいます。

 
 
 
 
太陽光は、テレビやラジオの電波やレントゲン写真のX線、ガンマ線などと同じ電磁波の一種です。私たちがそれの電磁波を「目」の「網膜」を通して「色」として認識するのです。

それぞれの色が異なって見えるのは、その電磁波の波長(単位:nmナノメーター)の違いによるものなのです。
私たちが「色」として認識できる光の波長の範囲は380nm〜780nmで、その範囲の光を「可視光線」といいます。色のない透明な「白色光」は、可視光線を含む全ての光の波長がまんべんなく含まれているのです。

 
1nm(ナノメーター)10億分の1m : 0.000000001m

 
 
 
 
 
「赤外線」や「紫外線」は特に耳慣れた言葉ですよね。しかし、これらは、目には見えない波長を持った光、すなわち「見えない色」のことだったのです。
 
ミツバチは「紫外線」の色を認識することができるそうなんです。見える色は、「黄色」「青緑」「青」「紫外線」の4色。「赤」と「黒」は認識できないそうです。紫外線って何色なんだろう・・・。

 
 
 
 
 
 
「赤色」が「赤く」見えるワケ。
 

白色光にはいろいろな色が含まれています。「赤い面」に白色光(太陽光など)があたると、
いろいろな色の中の「赤」以外は吸収してしまい、「赤」だけを反射します。
それを見て私達は「赤」と感じ取るのです。
 
同様に、「白」は全ての色を反射するため「白」に見え、「黒」は反対に全て吸収してしまうため「黒」に見えるのです。
では、「灰色」は? ・・・そうです。全て均等に少しずつ反射しているため「灰色」に見えるんですね。
 
 
 
 
 
 
私達の目で見える色は、光と物体の関係によって3種類に分けられます。
 
上図の場合、色面の赤色が「表面色」ということになります。
 
光源色 光源そのものに色がある
透過色 投射され物体を透過した光の色
表面色 物体の表面に色がある
 
 
 
 
 
 
色を見るしくみ
 
 
 
 
まず、目に届いた光(色の情報)は、網膜の視細胞がキャッチします。
網膜の中心にある「黄斑」は「錘状体(すいじょうたい)視細胞」と「かん状体視細胞」の2つからなっていて、
「すいじょうたい視細胞」は主に色や形を見分けます。
「かんじょうたい視細胞」は主に明暗に反応します。
この2つの視細胞によって、人は色や明暗を認識するのです。

カメラで例えると・・・
「角膜」はカメラのレンズを保護する素通しの保護フィルター。
「水晶体」は物体までの遠近に応じてピントを合わせます。
「虹彩」は光の量を調節する絞りの役割をします。

 
 

明るい場所から急に暗い場所に移動すると(例えば映画館など)、はじめは暗くて何がどこにあるか分かりませんよね。でも、5〜6分たつと目が慣れてきます。これは「かんじょうたい視神経」の働きによるものなのです。
 
鳥の網膜には、ほとんどこの「かんじょうたい視神経」がないので、暗くなると何も見えなくなるんです。よく「鳥目」なんて言いますが、それはこんな理由からだったんですね。
 

・・・・・ごく、稀になんですが・・・。種類は分からないんですが、夜中に鳥が鳴いているのを聞くことがあるのです・・・。かなり不気味ですよ。ナゼヨルナクノ・・・!?

 

 

 

 


 

好きな色はココロを映し出すモノサシ

 
 
好きな色と苦手な色は誰にもありますよね。
 
好きになったきっかけは、着ている服の色が似合うねって友達に誉められた、とか、
バックやくつなど、それを持ってるとなんかいい事がある・・・とか、案外カンタンな理由が多いんじゃないかな。
逆に苦手な理由は、小さい頃その色の車にぶつかった苦い記憶がある・・・など、
ココロの深いところに記憶されていたりする場合が多いみたい。
 
好き嫌いの理由はそれだけではありません。
子どもの頃から、育った環境(国、民族、地域性、気候、風土、文化など)も大きく影響して、
人それぞれの好みができるわけなんです。
 
それに、自分の欠点(嫌いな性格)を補うために、無意識にその色を好んで使う・・・
ってこともあるようですから、好きな色で人の性格を判断するのは少し強引なことかも。
人のココロは複雑ですものね。
 
それでも、色から受けるイメージは、長年の色彩研究の結果、
色とココロの関係には、だいたいの傾向があることがわかっています。
また、色は健康にも大きく影響するそうで、色の好みは健康のバロメーターとも言われています。
ココロの奥で自分が求めているものに気付くきっかけになれば・・・と思います。

マークは雑談です。(雑談の方が多いってウワサですが・・・。)
興味深い話もあるので、よかったら読んでみてください。

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

white
陽気、健康、寛大、明朗、純粋、無邪気、清々しさ、リフレッシュ、シンプル、クラシック、永遠、自由、未来、夢、理想、潔さ、前進、冷たい、
 
自分の置かれている環境を素直に受け入れようとする時や、精神統一したい時に好む色
 
白はどの色とのコーディネートも調和し、活気ある健康的なイメージになります。
和室の障子は、日光の全ての光と色を室内に伝えてくれるので、健康にはすごくいいんですよ。美容には白い下着が一番!黒い下着ばかりだと、光が届かずシワが増え老化が早くなるそうです。怖ッ
 
一方、最近の合成洗濯洗剤はとにかく「白さ」を競っています。蛍光増白剤がどんどん使われて、ホント輝くばかりの「白さ」になりますよね。下着は白がいいと言ったばかりですが、それらを多用した白は体にどのような影響を及ぼすのかしら・・・って考えちゃいます。だから、直接肌に着けるって少し抵抗があります。(かと言って下着を着けない訳にはいきませんけど)
何が健康に一番よいのでしょう・・・。ちょっと分からなくなってしまいました。
補足ですが、白い下着は「体に」働きかける色ですが、淡いパステル系の色の下着(ピンク・水色・ラベンダー・スミレ色など)は「心に」働きかける色なんです。女性らしい優しく可愛い気分になれるんですって!
 
エスキモーには「白」が十数種類もあるんだそうです!!白一色の世界での生活は、一言に「白」では片付けられないんですね。
アザラシを発見してその場所を仲間に知らせる時、「あの○○白を右に曲がって、○○白を左に曲がると・・・」なんていう会話がされているのでしょうか・・・。我々日本人にはちょっと想像がつきにくいですね。
 
古くから日本では「白」は「みそぎ」の色として特に神事には欠かせない色でした。・・・そういえば選挙活動のときの車から一生懸命に振られる「白手袋」・・・。何かをみそいでいるんでしょうか。
 
人は精神的な余裕が全く無くなった時、「色彩」を感じるたり、思い浮かべる事ができなくなるんだそうです。その状況を表す言葉に「白か・黒か」とか「頭の中が真っ白になった」なんてよく使われます。う〜む。真っ白な時・・・よくあります。

 
 
 
 

black
洗練、優雅、神秘的、自立、強さ、威厳、静寂、セクシーな、重圧、絶望、支配、威厳、不安、反抗、いかめしさ、危険
陰うつ、

 
環境に対し不安を感じる、身を守る、反抗しようとする時選ぶ色
 
「黒船来航」 「黒い雨」 「黒い家」 「黒魔術」・・・
どれも「怖〜い」イメージですよね。これが「白船来航」だったら・・・
イラッシャイマセ!ニッポンへヨウコソ・・ってなったかも・・・。しかも豪華客船で。「黒いイカ墨スパゲッティ」もある意味「怖い」ですよね。イタリアではこれを「セピアスパゲッティ」って言うんだそうです。もともとは「セピア色」って黒っぽい色のことなんですって。
 
黒は怖いイメージだけではありません。80年代。日本のデザイナー、ヨージ・ヤマモトやコム・デ・ギャルソンらが黒い服を発表して依頼、黒い服はおしゃれで都会的で大人の雰囲気をかもし出す色として、現在ではワードローブの一番の定番色になっています。強い意志をもって精神的な自立を求める女性が増えてきた時代と共に「黒」のもつイメージも変わってきました。
 
友人に聞いたおかしい話があるんです!!その友人の友人が、深夜ほろ酔い気分で帰宅途中の路地での出来事。道の隅でうずくまっている人がいたので、具合が悪いのかと声をかけたら、なんと「黒いゴミ袋」だった!!
こんな話、ありえますかぁ。その当時のゴミ出し袋は、現在のように透明(半透明)の袋じゃなくてもよかったんですね。
黒い闇の中の黒いゴミ袋・・・。全ての色を吸収してしまう「黒」。こんなところに落とし穴があるなんて・・・。それにしても笑えます。

 
 
 
 
グレー
gray
落ち着き、慎重、妥協、洗練、粋な、バランス、保守的、伝統的、忠誠、地味な、静寂な、抑うつ、退屈、曖昧、曇った、汚れた、
 
受身で個性を抑制する傾向にあるとき選ぶ色(没個性)
 
グレーには外からのストレスを中和する作用があるんです。
忙しくて時間や体力的にも追われストレスが溜まってくるとグレーの服を着たくなるそうです。また、社内で上司に用事を言いつけられたくない時は、目立ちにくいのでグレーの服を着ていると逃れる確立が大!!・・・更に上司の信頼を得たい時は、グレーの中でも最も暗いグレー「チャコールグレー」か濃い色のブルーのスーツがいいそうです。
 
またグレーは白と黒の中間の色。曇り空のイメージからくる「灰色」はしばし、汚職政治などの記事の見出しなんかにも使われますし、物事のすごくあいまいで怪しい部分を「グレイな部分」などと言われます。
  
ストレスを中和してくれたり、あまりいい意味に使われなかったり、状況によって「白」にも「黒」にもなりうる時に使われるのが「グレー」「灰色」の特徴なんです。
ゲゲゲの鬼太郎に出てくる「ねずみ男」も、時代劇に出てくる大泥棒の「ねずみ小僧・次郎吉」も実はいい人ですものね。(ちょっと強引過ぎました)(笑)
 
そういえば、知人の子どもが宇宙人のことを「グレー」って言うんです。それが、大人が与えた宇宙人のイメージからくるものなのかは分かりませんが、呼び名を「色」で呼ぶのはおもしろいと、結構私は感心してるんです。
 

 
 
 

silver
信頼、援助、控えめ、都会的な、冷静、知的、スマートな、
 
金貨と銀貨。金婚式(50年)と銀婚式(25年)など、金色に対して二番手的な意味合いでとらえられていますよね。でも、日本の「わび」や「さび」は「金色」のように表面的な華美にとらわれない、もっと静かで複雑なほのかな光を感じさせる「銀色」(灰色も含む)を美しいとした文化でした。「いぶし銀のような」とか「あの人は渋い」なんて言葉がありますが、それは皆この日本の古くからの美意識から来た言葉なんですね。
現在ではそういった「わび」「さび」とは全く別の境地で、「銀」はもっと身近な色として感じます。ステンレスとかアルミニウム素材のインテリアやキッチン雑貨もありますし、シルバーのアクセサリーは特に若者にはすごい人気ですよね。
 
ちなみに私は「銀」や「金」といったらやっぱり「銀メダル」と「金メダル」そう!オリンピックかなぁ・・・「めっちゃくやし〜〜!!」とか、「ちょ〜気持ちイ〜〜」など色をめぐってアスリートの放つ言葉は、とても率直でココロにガツンと響きますよね。(ちょっと話がそれました・・・)
 
 
 
 
 
 
ベージュ
beige
おおらか、穏やか、円満、堅実、安定、保守的、
 
ベージュは筋肉を緩ませ緊張をほぐすリラクゼーションの働きがあるので、オフィスなどではよく使われています。肩こりや疲労感を感じさせない効果があるんです。和室が落ち着いた気分になれるのはこのためなんですね。和室はベージュや茶色合わせて70%も占めているのですから・・・。人の肌色と反射率が近いのも和室が落ち着く理由です。(反射率約50%) 普段気付かないけど、「落ち着くなぁ〜」って思うウラにはちゃんと理由があるからなんですね!! ナチュラルで気楽なイメージにしたいときは、ベージュが最も効果的なんです。
 
 
 
 

brown
不屈、頼もしさ、正直、誠実、安定、安らぎ、信頼、保守的、素朴、
 
自然界の色・大地の色としてのイメージがすごくありますよね。土の色、木の色からは「安らぎ」「安心感」「落ち着き」を感じます。
でも、茶色は「食」の色でもあるんですよ。そう!!「パンとバスケット」の色なんですよ。また、そのモノ自体が色名になっている場合がすごく多いのも茶系なんです。「チョコレート」「キャラメル」「マッシュルーム」「モカ」「マホガニー」「栗色」「小麦色」・・・。ブラウンライス(玄米)なんていう呼び名もありますしね・・・。
 
 
 
 
オレンジ
oranje
陽気、元気、生命力、歓喜、社交的、開放的、はつらつとした、カジュアルな、ユーモラスな、
 

食欲があり健康な時に好む色・ココロが温かさを求めている時選ぶ色
 
オレンジは少量でもアクセント・カラーに使うと、とたんに雰囲気に活気が生まれます。
 
「食欲色」という、字のごとし食欲を誘う色があります。皆さん、だいたいどんな色かもうお分かりですよね。赤みの橙色(オレンジ)、黄色、緑青色がそうなんです。これらの暖色系の食べ物を見ると、条件反射で「おいしそ」って感じます。
そして更に食べ物をおいしいと感じるように、食品には多くの場合、着色がされています。消費者も目においしそうなものを求め、企業もニーズに答えようとし、双方のそれがどんどんエスカレートして、現在ではたとえばバターまでもが着色されているのだそうです。白っぽいとラードに見えてしまうんですね。もはやもともとの色が何色なのかも正確には分かりません。もちろん私だって・・・。
全てが有毒であるとは言いませんが、中には有害として立証されている着色剤もあると聞きます。
見た目がよくて売れるものだけを追求していけば行くほど、どんどん不自然な食べ物や生地(白のコーナーでもお話しました)に変貌し、健康にも深刻な影響を及ぼす結果になりうる今の時代。
何を良しとするのかは全く個人の問題ですが、安心・安全なモノを選ぶ自分自身の目を、どれほど持つ事ができるのかがとても大切なのでは、と思う今日この頃です。
ちなみに食卓の灯りは、食欲色をさらに引き立てる「白熱灯」がおすすめ!

 

 
 
 
黄色
yellow
明るい、にぎやか、社交的、活動的、躍動的、希望、期待、喜び、至福、満足、刺激、
 

喜びに満ちている時、または満たされる事への期待が大きい時好む。
精神的に不安定な状態の時や自分を主張したり親密さを求めている時選ぶ色

 
黄色は太陽の光をイメージしする事から、希望を表す色と言われます。黄色といったら、映画「ひまわり」を思い出します。イタリアを舞台とした、ヒロインのソファイア・ローレンが消息不明になった夫を探しつづけて旅をするというお話です。サンサンと降り注ぐ太陽の下、はるか彼方まで一面に続くひまわりの黄色がとても印象的でした。あの黄色はもしかしたら、愛する夫と再びめぐり合える事への希望の心を表していたのかもしれません。
そして日本の映画ではご存知、高倉健さんの「幸せの黄色いハンカチ」。
自分が出所するまで待っていて欲しいという希望の黄色。
絶対待っているから必ず戻ってきて欲しいという希望の黄色。
そしてきっと誰もが「希望」をこれからの自分自身の人生にも投影させていたに違いありません。だから、あの風に揺れるたくさんの黄色いハンカチを見て、心が熱くなるのだと私は思います。
  
ただ・・・インテリアにおいては黄色をたくさん使いすぎると、落ち着かず知らず知らず不愉快な気分になってしまうのでご注意を。部屋が少し暗いなぁとか、シンプルすぎて物足りないなぁ、と言う時アクセントにとして使うととても効果的ですよ。

 
 
 
 

gold
誇り、威厳、至高、強力、豊潤な、豪華な、荘厳な、
 
「金色」は私たちが色として認識できる太陽光(7色の可視光線)の中には無い色で、3原色(赤・青・緑)を混ぜても作れない色です。「金色」は金という金属だけがもつ光の色なのです。本当の金色は「金」の純度の高い部分から取った金箔からのみしか作れないのだそうです。なんて貴重で豪華な色なんでしょう!金色から受けるイメージは色そのものの価値なんですね!!
 
「マロニエの並木道」・・・キザなセリフのひとつに出てきそうですよね・・・マロニエの葉っぱはその季節を終えると金色に散るんだそうです。おしゃれな人はパリのシャンゼリゼの並木道あたりを思い浮かべるのでしょうが・・・この私、家の前のイチョウ並木の散ってゆくシーンしか思い浮かびませんでした。(しかも、マロニエじゃないし) パリのマロニエ・・・見に行きたいものです。ちなみに「マロニエ」って日本では「栃の木」のことなんですって。
 
そういえば、「金・銀パールプレゼント」や「金のエンゼル・銀のエンゼル」なんて長い間テレビのCMで聞きなれた言葉ですが・・・。
身近で懸賞に当たった方知ってますか?私、ひとりも知りません。
 
 
 
 
 
 
 
 

green
調和、バランス、希望、くつろぎ、安全、回復、平和、若々しい、フレッシュな、
 
誠実な気持ちの時好まれる色。世間とあまり関わりたくない、孤立したい時は嫌う色。

 

緑はベージュと同じく筋肉を弛緩させ体がラクになる色です。緑を見つめると目の充血がおさまりやすく、呼吸が楽になって疲れにくくなるります。それは森林のリラックスしたイメージによるものなんですね。だから、睡眠不足のときは緑色の服を着たくなるんだそうです。
 
 
 
 
  
 
 
 

blue
冷静、不屈、穏健、休息、義務的、保守的、求心的、抑制的、反省、スポーティな、新鮮、
 

対人関係に疲れ孤独になりたい時好む色
 
すごく困った状態に陥った時、日本では「顔が真っ青」って言いますよね。それが、スペインでは、「顔が真っ黄色」っていうんですって!
思わず笑っちゃいます。ちなみに中国では「真っ白」。フランスでは「真っ緑」だって。どう考えても緑は怖いぞぉ〜
 
 
 
 
 
 
 
 

purple
高貴、優雅、直感、精神的、エレガント、気品、洗練、繊細、フェミニン、毒物、不幸、嫉妬、怨恨、不安、狂気、
 

心身にストレスを感じている時(病気・悩みごと)や心身のコンディションが悪い時好む色
 
封建時代前、紫は一番高貴な色でした。一般庶民は絶対に身に付けられない色だったんです。(お禁色・おとめいろ)今で言う政府の官僚の色として定めたのは聖徳太子なんですって。
官僚の階級や僧侶の位では、もちろん一番上の位のみが紫色を。
はたまた江戸時代の相撲取りは横綱だけが紫色の化粧回しを付けることが許されたそうです。
・・・という事は、「紫式部」って名前を付けられたのは、当時としてはすごい事だったんですね!!

 
現在では薬のカプセルには色のもつ効用が利用されているんです。
不眠症・・・紫、藤色
血圧効果・・・えび茶、
食欲不振・・・緑、オレンジ
ビタミン・・・赤、緑
うつ病・・・オレンジ、黄
セキ止め・・・青、茶
これは、1947年に色彩心理学者のマックス・リュッシャー博士が発表して依頼、世界中で活用されているんだそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 

red
情熱、生命力、活気、誠心、愛情、闘争、怒り、興奮、熱心、危険、革命、
 
情熱または不満などを外に向かって発散したい時好む色。心身ともに疲労困憊している時は赤を嫌う。
 
赤ちゃんは生後2〜3ヶ月で色を見分ける能力が生まれ、4ヶ月で色の判断ができるようになるそうです。好みの色も持つそうです。
その過程で最初に色として気付くのが「赤」ということです。好みの色が生まれると、まず「赤」と「青」を注目するようになるのですが、それは大学生が「快適」と思う色と同じなんですって。色彩感覚は赤ちゃんも大人も同じなんですね。自分が赤ちゃんの時、何色が気に入っていたのか、覚えていたかったなぁ・・・。
 
日本の街中には赤色の看板がとても多いですよね。赤は特に刺激色で、遠くからでも見つけやすい色なので、多用し過ぎて今では「公害」なんて言われるようになってしまった様です。日本工業規格(JIS)では、「赤」は防火・停止・禁止という合図になっているので、その色を街で乱用してはいけないという趣旨があるそうなんですが・・・。今のところ法律でも条令でも、屋外での色彩規制はほとんどないので、このまま増え続けるのかもしれません。ちなみにパリのシャンゼリゼ大通りは赤い看板を禁止してるんですって。行ったことのある方、お気づきでしたか?

補足:「JISの安全色彩」 全8色
赤・・・「防火・停止・禁止」・・・消化用具に限る・緊急停止ボタンも
オレンジ・・・「警告」・・・感電、切断など直接的危険に対して
黄・・・「注意」・・・ぶつかる、つまずく、などの危険や行為に対して
緑・・・「安全」・・・救急箱、医務室の表示など
白・・・「交通」・・・道路の白線など
青・・・「特に注意」・・・原子力関係
赤紫・・・「特に注意」・・・黄色と組み合わせて原子力関係に
黒・・・他の色と組み合わせて使う・・・黄・黒はしゃ断機
 
 
 
 
ピンク
pink
女性的な、ロマンチック、メルヘン、キュートな、淡い、可憐、甘美、愛情、
 
激務が続くとピンクを慕う。
 
「最近少しシワが気になるわ」とお悩みの皆様へ朗報です。
「カラー・ブリージング法」(色の呼吸法)という方法で、ピンクをイメージする事によりシワやたるみが消えるというのです!!
まず、心身をリラックスさせて、「シワが無くなりますように・・・」と強く願い、無くなった自分の顔をこれまた強くイメージします。
次に優しい色調ののピンクをイメージしながらゆっくり呼吸します。
そして、無くしたい部分に向けてピンク色を吸い込むようにする。これを一日数分間。毎日続けてる事によってシワやたるみが無くなる!!
・・・って言うんです。「ピンク」は女性ホルモンの活性化を促す色だからなんね。興味のある方、ぜひお試しあれ!!
注:すぐ挫折する私は、まだ試していませんので、どのくらいの効果があるのかは全く分かりません。よって、この件についてのお問い合わせ等はお受けしておりません。(笑)

 
日本ではセクシーでエッチなイメージの映画は「ピンク映画」なんて言いますよね。(今もそう言ってるのかな?ちょっと古いかも・・・)
その、ピンク映画のことを、英語圏では「青映画」、スペイン圏では「緑映画」、中国では「黄色ビデオ」って言うんですって!!文化や歴史が違うからといっても、この違い!!おもしろいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
参考図書
「人はなぜ色にこだわるのか」  村山貞也 / KKベストセラーズ
「色の秘密」 野村順一 ネスコ
「色の名前はどこからきたか」  福田邦夫 / 青が書房
「心を元気にする色彩セラピー」  末永蒼生 / PHP
「色の雑学知識」  渡辺洋子 / 駿台曜曜社
「色の雑学辞典」  岩本ちさと / クロマ色彩研究所

 

 

 

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